偏りすぎないことが重要

RPAというものが得意としている決まったルールのある単純作業を自動化するというのは、企業で当てはめて見ると人事や経理、総務といった所謂「バックオフィス」と呼ばれる部門と言えるのではないでしょうか。現在では「フロントオフィス」といった部門にも導入範囲が拡大されているのも事実でしょう。そこで、近年問題となっている「働き方改革」の解消方法としてトップダウンで会社全体で導入を展開してしまうと、失敗につながる危険性があると言えるでしょう。これは、業務の進行方法や判断基準などのようなルールが各部署で違うといった点が大きく関係してくると言えるでしょう。会社全体をいっぺんに対象として共通化を行うことは、ほとんどの会社で不可能と言えるのではないでしょうか。一方、現場主導で個別に導入して行くスタイルというのも、失敗につながることが多いようです。会社全体での最適化というビジョンを持たないままに、各責任者がそれぞれの現場でロボット開発を進めてしまった場合、いずれは社内のシステム運営というものに支障をきたしてしまうと言った危険があると言えるでしょう。最悪の場合、情報システム部門で行われているメンテナンスの負担と言ったものが現場部門に分担され、逆に運用に手間がかかってしまうと言ったデメリットを生じかねないと言えるでしょう。RPA導入の流れとしては、まず会社全体のビジョンを持ち、トップが導入の決断を行い、現場の希望に合わせたアプローチを行いながら、徐々に全体化を図って行くということが望ましいのではないでしょうか。RPA導入によって得られる成果がある程度実感できるようになったら、別の部署でのRPAを導入すると言ったように、全体化を視野に入れてから部分導入して行くという方法が成功の秘訣と言えるのではないでしょうか。

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